【インタビュー】私にできること。そしてあなたにできること。行動を起こすことの大切さ!

こんにちは!インターンズのあやこたくみです!

あやこ

2020年上半期インターン生。現在は海外大学院進学のためギャップイヤー取得中。

たくみ
たくみ

2020年上半期インターン生。現在大学4年生。専攻は神経生物学だが、国際協力に興味があり今回のアクセスのインターンに参加。

インタビュー企画も今回で第三弾となりました~
これまでボランティアの方、アクセス出身者など様々な方々にインタビューをしてきました。

今回インタビューさせていただいた方は、
昨年アクセスについての新聞記事を読んだことがきっかけで寄付をしてくださり、それ以来SNSを使ってアクセスの広報をしてくださっている今西さんです。

今回インタビュー企画をする中で、事務局長の野田から

「個人のツイッターを通してアクセスの広報をしてくださっていて、しかもアクセスの後援依頼を直接フィリピン大使館にしてくださった方がいるんです!」

と聞きました。
そこで是非、詳しくお話を聞かせてもらいたいと思い、今西さんにインタビューをしてみました!

今回はメールでのインタビューでしたので、なるべく今西さんの言葉をそのままお伝えしたいと思います。

総会での、今西さん(左)と事務局長・野田(右)の一枚

身近な経験だからこそ変えていきたい

あやこ; 

新聞記事を読み、アクセスに興味を持ったとお聞きしました。
アクセスに関わろうと思った決め手は何だったんですか?

今西さん;

私は、近年、子どもの貧困問題に関心がありました。こども食堂など、見学に行ったりもしていました。
しかし、実質的な貢献は出来ていなかったんです。

そんな時に、新聞記事でアクセスを知りました。
貧困問題と教育支援をしているアクセスを、少しでもお手伝いしたいと思いました。

たくみ;

なぜ子どもの貧困問題に興味を持っていらしたのですか?

 今西さん;

私は、今年で51歳になります。
私の父は、数年前に亡くなり、生きていれば80歳くらいです。
その父が、5歳くらいの時(昭和20年頃)に経験した時の話を今でも覚えています。

「雑草を食べた」とか「夕飯抜きで寝た」とか。

今では、想像できない話ですよね。

父は私が子供の頃から、あまり怒らない性格でした。
ですが、食べ物を粗末にすると、すごく怒られました。
だから、父の影響が大きいですね。

「子どもの貧困」と聞くと「何か、私に出来る事は、無いか?」と探す様になりました

たくみ;

現代の日本で生まれ育ってきた僕らからすると、「貧困問題」ってどこか遠い場所の話に感じてしまいがちです。
ですが、今西さんにとってはお父様の影響もあり、身近に感じられる課題だったんですね。

「自分にできることを全力で!」今西さんにとってのアクセス

あやこ;
アクセスではどのような活動をされているのですか?
また、アクセスの活動を通して気づいたことや、何か生活に変化はありましたか?

今西さん;
私は、子ども教育サポーターとしてフィリピンの子どもの就学支援をしています。
また、ツイッターを使って、アクセスの情報拡散にも取り組んでいます。

ボランティア未経験でツイッターも未経験で、どう相手に話を聴いて貰えるかに苦労してます。
そんな時に役に立ったのが、趣味の心理学と脳科学でした。

「人は、自分の話を聴いて欲しい」人が私も含め圧倒的です。
まず、相手の話を聴いて、次に私の話をして。協力できる関係つくりから始めました。

最近では、私を助けてくれる人が増えてきて感謝しています。

 あやこ;

そうなんですね!確かに助けてくださる方ができたり増えたりするのは、そこから新しい輪も出来ますし、嬉しいですね。
具体的に、ツイッターでの活動をしている中で、大変だなあと思ったこと・やっててよかったなあと思うことはありますか?

今西さん;

ツイッターで大変な点は、文字だけでのコミュニケーションの難しさです。

ボランティアの話は、殆どの人は興味がありません。
やはり”自分のこと”を話がしたい人が、私も含めてですが、多いです。

良かった点は、本来出会うことがなかったであろう人と仲良くなったり、助け合える人が出来た事です。
そして、それらを通すことでいろんな価値観を知ることが出来ました。

たくみ;

実は私は現在神経生物学の研究室に所属しており、全く国際協力と関係ない分野だなぁっと思っていましたが、今西さんが脳科学を広報に活かしていると聞き、自分で勝手に神経科学は国際協力に活かせないと決めつけていただけだど気づきました。精進します!

あやこ;

先日実際に野田(アクセス事務局長)とお会いされたそうですが、新聞記事やホームページを通してのアクセスと実際に会ってみたアクセス、どう感じましたか?雰囲気はどうでしたか?

今西さん;

ボランティアが初めてなので、比較ができませんが、アクセスの皆さんが、私のツイートを観てもらっているみたいで初対面とは、思えない位、話やすく接して貰いました

今西さんが参加された際の総会の様子

たくみ;

インターンしている中で自分もアクセスのアットホームな雰囲気に驚かされました。アクセスの一つの強みですよね。

アクセスの強みを活かした支援の形

あやこ; 

「アクセスがもっとこんな団体だったら更にいい活動ができるのでは?」と思うことはなんですか?

 今西さん;

よくなるには、大きな団体が出来ない事をする!!

たくみ;

今西さんにとってどのようなことがそれにあたりますか?

今西さん;

私が思うには、「支援者と支援を受ける人との繋がり」ですかね。
支援者としては、寄付がどの様に役に立っているかが気になります。相手に喜ばれたり感謝されると、うれしく感じます。

あやこ;

今後のアクセスの活動について期待していることはありますか?アクセスにはさらに今後どんな団体になってほしいですか?

今西さん;

総会で分かりましたが、「発言できる環境」なので多くのアイディアを出し合い、やる事を決めて決まった事に集中してやる!この大変な時こそ、ボランティア団体が必要とされています。新しい事に取り組む勇気を!

最後に

最後に、メールインタビューの中で今西さんが書いてくださった「時代の変化」についてのコメントをご紹介します。

今西さん;

私の20歳の頃は、全くボランティアに関心が無かったです。

自分の事をするのが精一杯というか、周りの人もそうでした。
私の時代は、「いかに自分が出世できるか」とお金に一番価値がある時代でした。 人を助ける意識は、今よりかは、低かったみたいです。

今は、お金より、「承認、自己実現欲求」を満たしたい時代変わって来ていると思います。

(今西さんへのインタビューはここまで)


それぞれが生きている時代によって重視されるものや社会の流れがあります。

どんな時代の中においても、その中で自分の生きる意味ややりたいことを見出し進んでいくことが大切だと思います。

Twitter未経験者でありながら、自身の趣味である心理学や脳科学を活かしフォロワー数を増やしていく今西さんの姿は行動を起こすことの大切さを教えてくれました。

「承認、自己実現欲求」を満たしたい時代の中、将来に対してたくさんの選択肢があり、世に情報があふれています。
すごく贅沢な環境である半面、自分にとって本当にやりたいことは何なのか、本当に自分はそれをやって食べていけるのか。

こんな漠然とした不安が生じやすい環境でもあるのではないでしょうか。

私自身もそんな不安を持っていますが、今はインターネットのおかげで家にいながら様々なイベントに参加したり、人生の先輩に話を聞くことができます。

実際に現地に行くのは難しい状態ですが、今だからこそできることは必ずあります。

行動あるのみですね~

(インターン たくみ)

(了)

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