人々は僕らをゴミのように扱う。
でも、僕ら若者は、未来の希望だ。
17歳の青年会メンバーが歌ってくれた、ラップソングの歌詞です。同じフィリピン人からも偏見の目で見られるという現実の中で、自尊心を失わずに生きていこうとする若者の強い思いが歌には込められています。
青年会って?

マニラ首都圏トンド地区の都市スラムで、10代~20代の若者約45人が参加する、青年会プログラム。
ゴミ拾いなどのキツイ仕事をしながら学校に通う都市スラムの若者たちは、家庭環境が複雑だったり、家族がドラッグ売買に携わっていたり、皆それぞれが「学校にいけない」「仕事が見つからない」「家族とうまくいかない」「友人関係がうまくいかない」といった多様な悩みの中で生きています。
そんな若者たちにとって、夢中になって楽しめるものがあり、自分らしくいられる場所が、青年会です。非行を防止し、地域課題を担う若者を育てることをめざし、活動しています。
こんな活動をしています

- 歌、ダンス、演劇
- Cultural Night(地域での文化発表会)の開催
- 文化、宗教、歴史、政治などをテーマにした勉強会
- スポーツ活動(サッカーなど)
- 日本の学生との国際交流
- 清掃や緑化などの地域ボランティア
- リーダーシップ研修
- 性教育
- 農村地区へのスタディツアー など
- 自分たちの暮らす地域の強制立ち退き問題への取り組み
- ケソン州アラバット島ペレーズ地区でも実施しています。