マンスリーサポーター2024年度の目標
現在 147人/目標230人
*月1000円のご寄付1口を「1人」とカウントしています
貧困の中で生き抜くフィリピンの人々の共通した願いは、「子どもに教育を受けさせたい」「働いて家族を養いたい」ということ。その願いを叶えるため、私たちは【子どもに教育、女性に仕事】を活動の柱として35年間、活動してきました。
何より大切にしてきたのは、フィリピンと日本の人々が海を越えて出会う場をつくること。そして協働を通じて「変える力」を伸ばしあうことによって、貧困や人権侵害の痛みをともに乗り越えるということです。35年の経験から得た教訓とノウハウを糧として、子どもたちの未来を応援する活動は今、とっても充実しています。
しかし、そんな私たちの行く手を阻んでいるのが、円安と物価上昇による活動資金の増大です。2023年度は、一時的に活動資金が不足する場面もありました。綱渡りの状態を抜け出し、顔が見える関係の中で力を伸ばすことを大事にした活動を続けていけるように。私たちの活動を応援してくださるマンスリーサポーターを募集します!
野田さよ
こんにちは!貧困や人権侵害をなくしたいという思いで、フィリピンと日本で地道にコツコツ活動を続けています。
フィリピンで活動して35年
今から35年前、京都のお菓子メーカーの社会貢献部門として、アクセスは誕生しました。* 創設メンバーの一人がフィリピン人だったこともあり、90年代からフィリピンの貧困地区で活動をスタート。幼稚園建設や被災地支援など、多くのプロジェクトに取り組んできました。そんなアクセスに私が関わるようになったのは、2002年のこと。私を含め、いろんなご縁でつながった3,000人以上の人々が「もっとフィリピンとつながっていたい」と協力する中で、アクセスの活動は紡がれてきました。
*1998年にお菓子メーカーから独立し、2000年よりNPO法人に
2600万人の貧困層のリアル
フィリピンに行くたび、新しいマンション、おしゃれなモールやカフェが増えていることに驚きます。同時に、スラムや農漁村の貧困がなかなか解消されていかないもどかしさも痛感します。物価高騰が続く中、最低賃金さえ稼げない人々が人口の23.7%*¹、なんと2,614万人もいるのです。そして子どもたちの10人に1人*²が小学校すら卒業できずにいます。
子どもたちのはじけるような笑顔の陰には、ゴミの中から残飯を拾ってきて食いつなぐ過酷な日常や、きょうだいのために進学を断念する現実があります。治療費が払えず、自宅で死を待つしかないという人にも少なからず出会ってきました。
そんな厳しい暮らしの中で、多くの人々が希望を託すのが「教育」です。誰もが「子どもに教育を受けさせたい」「将来、安定した仕事に就かせてあげたい」と口を揃えるのです。私たちはその願いに応えようと「子どもに教育、女性に仕事」を柱として活動を続けてきました。
*¹ フィリピン統計局(2021年) *² 世界銀行(2022年)
アクセスの3つの活動
フィリピンで貧困や人権侵害に苦しむ人たちの「生きる力・変える力」を伸ばしてきたアクセス。35年間の活動から得た蓄積や教訓を活かし、現在は3つの事業に絞って活動しています。
奨学生 年間323人
フェアトレードを通じた仕事づくり
事業売上 年247万円
日本の若者の「変える力」を伸ばす活動
参加者 431人
/ボランティア
うれしい子どもたちの変化
教育を受けられたおかげで、教員や警備員など安定した職に就けたといった報告があると、とってもうれしくなります。また、「義父から性虐待を受けた」といった人権侵害の経験を子どもたちが勇気をもって打ち明けてくれた時には、子どもの権利を伝え続けてきてよかったと感じます。SOSに応えて問題を解決することで、子どもたちが安心して暮らせるようになりますし、不登校や中退、早婚などを予防することにもつながっています。
フェアトレードの大切さを実感
フェアトレード事業を27年続けてきて、生産者から「借金しなくてよくなった」「子どもの通学の交通費を毎日渡せるようになった」「家庭内で大事な話し合いに参加できるようになった」といった声が届くようになりました。自ら働いて稼げることの大切さを感じています。
日本の若者たちの変える力も伸びている
私が何より希望を感じるのは、スタディツアーやインターンシップで若者たちの「生きる力・変える力」がぐんぐんと伸びていくさまを見ている時です。そうした経験を活かして、国連に就職したり社会起業する人も出てきました。教員や親として次世代に世界のリアルを伝え続けるなかまも増えています。やっぱりこの活動は続けなければと実感します。
「どうせ変わらない」から「変えていける」へ
私たちの活動は「かわいそうな人たちを助けてあげる」とは少し違います。「どうせ変わらない」とあきらめている人の中にも眠っている「変える力」を引き出すこと、そして「行動すれば少しずつ変えていける」という実感を得てもらうことを、何より大事にしてきました。
偉い人たちになんとかしてもらうのを待つのではなく、「私たちの手でちょっとずつ変えていこう」とする人を増やすこと。それこそが、アクセスの活動の核です。
今サポートが必要な最大の理由
アクセスは、フィリピンと日本で良い変化を確実に生み出してきている。今私は、自信をもってそう思えています。
事業が失敗したり、スタッフの裏切りに遭った時には、メンバーで知恵を出し合い再発防止策を講じてやってきました。コロナ禍での存続危機は、皆さんのご寄付と励ましで乗り越えました。そして2023年に私が新たに理事長に就任したタイミングでは、クラウドファンディングによって新職員を採用。35年の活動を支えてきた信念と、若手のアイデアやチャレンジ精神を融合させた活動を展開できるようになりました。
そんな私たちが今直面している最大の課題は【安定した収入の不足】です。その大きな要因として昨今の円安と物価上昇があります。
フィリピンでは物価上昇が何年も続いていて、学用品や給食食材など、活動経費の増大が止まりません。
- 制服・靴・カバンの値段:1年で15%増
- 円安により、2021年と比べて予算額が13%増
ここ数年はスタッフの人件費を据え置かざるをえず、実質賃金の低下に耐えられず転職していくスタッフもいます。クラウドファンディングなどで活動資金集めに力を尽くしていますが、実は、2023年度の途中で活動資金が足りなくなり、理事から一時的にお金を借りて乗り切るという場面さえありました。
私たちは事業規模を今の何倍にもしたいと考えているわけではありません。「今と同じ規模であっても、丁寧に顔の見える支援をしたい」というのが私たちの願いです。そうするためには、安定した収入を増やすことが不可欠です。それが、今回こうしてマンスリーサポーターを募集する最大の理由です。
これからの2年間でマンスリーサポーターを400人にまで増やすことが私たちの目標です。今回のキャンペーンでは、ひとまず230人達成をめざします。助成金等のまとまった資金だからこそできることもありますが、必ず獲得できるものでもありません。活動を安定して継続させるという意味では、コツコツ毎月ご寄付いただけるマンスリーサポーターが最も頼りになります。
「海を越えてつながり、力を伸ばし合い、協働して変えていく」、そんなアクセスらしい活動を続けていくためには、綱渡りの資金繰りから抜け出す必要があります。2024年度が始まるこのタイミングに、ぜひマンスリーサポーターとなって私たちと一緒に活動を支えてください。
サポーターからの声
以前マニラに4年駐在して子ども達を目にしていました。母子のために何かできることはないかと思ってアクセスを知りました。子どもに教育と権利を学ぶことや食事つきの補習授業、女性にフェアトレードを提供されている。マンスリーサポートなら私でもできる。幸せの種を蒔いてフィリピンで花咲くイメージで続けています。
10年ほど前にアクセスのサポートも得てフィリピンを訪れた際、貧困層の劣悪な生活環境に強い衝撃を受けました。一方で子ども達の屈託ない笑顔に触れ、「心の豊かさ」とは何かを考えさせられました。フィリピンの子どもたちの笑顔を広げようとしているアクセスの皆さん方を応援できればと思い、微力ながらサポートを続けています。
毎月「うれしい」と「大変!」をお届け
マンスリーサポーターになって下さった方には、毎月1回、短いメールや動画などで活動をご報告する予定です。
フィリピンの子どもたちや女性、日本の若者たちの「変える力」が伸びた瞬間をいっしょに喜んでいただければと思っています。月によっては、運営上の課題や困りごともシェアしていく予定です。
知ってる?ちょっとお得な「寄付金控除」
アクセスへのご寄付のうち、約40%は確定申告により戻ってきます!
アクセスは京都市から認定を受けた「認定NPO法人」です。認定NPO法人へのご寄付は、税控除の対象となります。
*「認定NPO法人」とは、全国に5万あるNPO法人のうち、より厳しい基準をクリアした団体のことです。(全体の約2%)
- 地方税も寄付金控除の対象となりますが、控除割合は各自治体によって異なります。
- 上記は「税額控除」形式ですが、人により「所得控除」形式のほうが有利である場合もあります。詳しくは最寄りの税務署にお尋ねください。
- 地方税の控除に関する手続きや控除の仕組みの詳細については、各地方自治体にお問い合わせください。
マンスリー・サポーターになる
- 寄付額を選択した上で「クレジットカードで寄付をする」をクリックしてください。
- VISA、MASTER、JCB、American Express、DINERSカードがご利用いただけます。
- 株式会社Robot Paymentの電子決済サービスを使用しています。
- お申込みの前にクレジットカードご利用案内をご確認ください。
- 個人情報は、事前承諾なしに、第三者へ開示されることはありません。(個人情報保護方針はこちら)
- マンスリーサポーターに関するよくある質問はこちら
- マンスリー・サポーター費は、寄付金控除の対象となります。詳細は寄付金控除についてのページをご覧ください。
マンスリー・サポーターに関するよくある質問
1回だけの寄付はできますか?
はい、可能です。こちらのページから、お手続きください。年1回ご寄付いただくサポーターも、こちらで募集しています。
退会したい時はどうすればいいですか?
お電話(075-643-7232)か、お問い合わせフォームからご連絡ください。3業務日以内にお手続きいたします。
領収書はもらえますか?
はい、ご希望の方には郵送でお届けしています。
個人名義でのご寄付の場合:
12月末までにいただいたご寄付について、翌2月上旬頃にお届けします。早めの発行を希望される場合は、その旨、お知らせください。
法人名義でのご寄付の場合:
ご寄付いただく毎に、1か月以内にお届けします。