トンド地区での大火災とアクセスの対応について

2024年3月21日の22時半ごろ、マニラ市トンド地区アロマというコミュニティで、大きな火災が発生。600世帯・1800人もの人々が数時間で家財を失いました。

アクセスのスタディツアーでトンド地区を訪問したことがある方は、歩道橋の上からコミュニティを眺めた記憶があると思います。あの歩道橋から見えていた赤い屋根の住宅群が、今回の火災の現場でした。アクセスが支援する奨学生たちは被災を免れましたが、現地スタッフの一人が被災しました。

これを受けてアクセスでは3月下旬から4月上旬にかけて緊急支援を募り、3000ペソを被災した現地スタッフにお見舞金として渡しました。また、11,000ペソをトンド地区の区長に寄付し、被災した皆さんへの食糧の支給などの救援活動に役立てていただきました。4月27日までに、16名の方々から53,000円(19,000ペソ相当)のご寄付をいただきました。残金の使い道については、被災地の状況を見ながら検討していきます。

被災地では、火災の直後から行政・教会・現地のNGOなどにより救援活動が行われています。

すでに被災地の後片付けは済んでおり、焼け跡に小屋やテントを作って生活再建を始めている世帯も増えてきました。しかし、避難所や親戚知人の家に身を寄せつつ、今後の暮らしを検討中という世帯もまだ少なくありません。

小さな団体である私たちにできることは限られているものの、今回も皆さまの力を借りて被災した皆さんに私たちの想いを届けることができました。ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。

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