がんばるエネルギーを届けてくれたピンクの封筒

今日のライター : 事務局長 野田沙良(のださよ)

あれ? この子から手紙が来るなんて、珍しい。

梅雨時の、気持ちがどよーんとしていたある日、事務所に元ツアー参加者の1人からピンク色の封筒が届きました。

7年前のフィリピン・スタディツアーで一緒に12日間をすごしたきり、個別で連絡をとったことはほとんどなかった彼女。口数は多くはないけど、自分の意志や意見をはっきりと持った、ステキな女性だという記憶だけが残っていました。

封筒の中には、丁寧に綴られた私への手紙と、素晴らしい色づかいで描かれた私の似顔絵が入っていました!

(お手紙より抜粋)

人生には、いくつかのターニングポイントや原点となるものがありますが、私の原点の1つはフィリピンです。あの(フィリピン・スタディツアーでの)時間がなければ、今の私はありません。

(中略)

私は何度もさよさんと会ったことがあるわけじゃない。

だけど、アクセスのさよさんも、そうではないさよさんも応援しています。いつまでも、さよさんがさよさんのままで、一日でも多く心が穏やかで体の軽い、あたたかな日々が訪れますように。

私たちが実施したあのツアーが、彼女にとって大きなターニングポイントになっていたことを知り、心がじんわりあたたかくなりました。

また、もう7年も前にたった12日間を一緒に過ごしただけなのに、私のことをこんなにも気にかけてくれる人がいるなんて。信じられない気持ちと、めちゃくちゃうれしい気持ちが入りまじり、正直、手紙を読みながらにやけが止まりませんでした(笑)。

相談されることで、励まされ、支えられる。

最近、ときどきこういった告白を受けることが増えました。
感謝だったり、悩み相談だったり、形はいろいろなのですが。それは、私にとってものすごく大きな心の支え、励みになっています。

「キャリアのことで悩んでるんですが、持病をかかえながら働いてる沙良さんに相談にのってほしくて」

「仕事がキツくて、生きてるのもしんどくなってきちゃって。少しだけ話聞いてくれませんか。」

一緒に旅したり、活動してきたなかまから、そんなこと言われたら断われるわけがありません。大したアドバイスはできないけれど、持病と付き合いつつ、常識にとらわれず好きなように生きてきた私なりに、話を聞かせてもらっています。

「ふつう、こうでしょ」
「もっとちゃんとしないと」
「社会人なんだから」

そんな言葉には耳を傾けなくていい。

私は何がしたいか。
私は何が嫌か。
私はどんな社会や世界を望むのか。

そういうことを大切にする心そのままに進みたいし、多くの人がそうあれたらいいのにと思います。

簡単なことではないけれど、せめてアクセスの事務所にいる時は、せめて私と話している時は、「自分がどうしたいか」を大切にしてもらえたらいいなと思い、日々みなさんとお話ししています。

イラストのご依頼、募集中!

元ツアー参加者の青菅さんによるイラスト。

私に似顔絵を描いてくれた元ツアー参加者の青菅さん、最近イラストのお仕事も始めたそうです。



はじめまして、青菅美咲です。
私は18歳の時にアクセスのスタディーツアーに参加しました。
それ以来、自分なりの方法で誰かに寄り添い幸せのお手伝いをするにはどうしたらいいかを考え続け今に至ります。
生きている人も亡くなっている人もどんな背景があっても、絵の中では寄り添い同じ温度で微笑み合う、そんな絵が描けたらと思います。記念日や父母への贈り物にいかがですか?
オーダーお待ちしてます!お気軽にご相談ください!


青菅さんにイラストのご依頼、ご相談をされたい方は、アクセス事務局までご連絡ください。おつなぎいたします!

(了)

次のスタディツアーは2月

青菅さんの人生のターニングポイントになったフィリピン・スタディツアー。次回の開催は、2020年2月17日~28日です。詳細は11月上旬に公開予定です。
ほぼ同内容で実施する8月ツアー(募集は終了しました)の情報はこちらからご覧いただけます。

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この記事を書いた人

Sayo N

第二の故郷であるフィリピンで、「子どもに教育、女性に仕事を」提供することが仕事。誰もが自分のスタート地点から、自分のペースで成長できるような場づくりを大切にしています。アクセスの事務局長です。趣味はライブに行くこと。