寄付つき商品プロジェクトを終えて~プロジェクトメンバーの文集~

プロジェクトを通して実感したこと(あまの)

寄付つきフェアトレード商品セットをご購入頂いた皆様、そしてこの販売プロジェクトを温かく見守り応援してくださった皆様、大変大変ありがとうございました!!

私はこの販売プロジェクトをとおして

「自分以外の誰かから、うけとった温かい想いは、自分にとって大きな原動力になる!」

と実感しました。

実際に私自身、皆様のアイテムのご購入、SNSでのシェア、「いいね」やコメントをとおして、皆様からの温かい想いをたくさん感じて、受けとりました。それらの皆様からの想いは、私自身、このプロジェクトに取り組むうえで、大きな励みとなりました!

きっと、これはフィリピンの生産者のみなさんも同じだと思います!このプロジェクトに対する皆様のアクションにこめられた温かな想いは、生産者のみなさんにも届き、生産者の皆さんにとって、大変な状況の中でも、前に進もうとする大きな励みや希望となると思います!

私自身も皆様の温かな想いにたくさん触れ幸せな気持ちになりました。このプロジェクトに携われたこと嬉しく思います☺️

改めて、そんな大きなパワーをくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

プロジェクトはもうすぐ終わりとなってしまいますが、今後もアクセスの活動を温かく見守って頂けたら嬉しいです!

長文となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

わたしにできること(りか)

まず始めに、商品をご購入いただいた方、広報にご協力いただいた方、このプロジェクトに関わっていただいたみなさま、ありがとうございました!今日はわたし(りか)のプロジェクトに参加した理由と参加してみてをお話させていただきます。

私は今年の1月に娘を出産し、家にいる時間が長い状況です。コロナウイルスで世の中が大変になっている中、私は毎日テレビやSNSを見るだけでした。暗いニュースを聞くしんどさと自分には出来ることがないと感じるしんどさがありました。出来ることがないと感じていた時に、このプロジェクトのお誘いを受けました。誰かのために出来ることが私にもあるかもしれないと思い、参加しました。

誰かのためと言っても誰でもよかったわけではありません。私にとってアクセス・フィリピンは、娘にもアクセスでフィリピンに行って欲しいと思うぐらいたくさんのことを学ばせてもらい、たくさんの経験をさせてもらった大切な場所です。4年前に生産地のペレーズに行きましたが、ペレーズの子どもたちの笑顔はいまでも私の原動力です。フィリピンの子どもたちが4年前と変わらず笑顔でいることを願っています。子どもが笑顔でいるためには、大人に収入があることは大切なことです。今回のプロジェクトでありがたいことにたくさんの商品をご購入いただきました。生産者メンバーが仕事をし、収入を得られると思うとすごく嬉しいです。改めて、ありがとうございます。

人のためにと思いプロジェクトに参加しましたが、幸せになったのは自分でした。プロジェクトメンバーとzoomで話したり、活動を通して友だちに連絡を取ったり、人との関わりをいただけたことに感謝しています。応援のメッセージや購入いただいた方のコメントに心が温かくなりました。

これからも自分の幸せが誰かの幸せにもなるような選択をできたらと思っています。1ヶ月間、たくさんの温かい気持ちをいただき、プロジェクトに関わらせていただきありがとうございました。これからもフェアトレード事業部を見守っていただけたら嬉しいです。

どこまでも自分のために(竹内彩帆)

この度をプロジェクトを実施することができ、ご協力くださいましたすべてのみなさまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。プロジェクトの実施について不安でいっぱいだった4月から、素晴らしい体験と人肌に触れたようなあたたかな気持ちを経験させていただいた5月までを今、思い起こしています。

プロジェクトを進めてきた私の根底にあったのは「フィリピンの人の力になりたい」というより、昔何もできなかった自分への慰めという、ずっと個人的な気持ちだったように思います。

2011年3月11日東日本大震災が起こったのは私が大学1回の時でしたが、同じ学部の先輩や同級生たちがボランティア活動のチームを組んだりイベントを開催したりしてがんばっているのに、私自身はもう地震と津波の衝撃と自分の無力さに動く気力が湧きませんでした。できることをなにかしたい気持ちがあるのに一歩が出ない私を責めたのは、他でもない、私自身でした。

今回、ジセルや今町くんからの提案を受け、なんとなく「やらなきゃいけない」空気感が事務局やフェアトレード事業部職員である私の中に流れました。「やらない」という選択肢がなかったわけではありませんでした。でも、商品はある、発信媒体もある、私は今すぐ解雇されて生活が困窮するわけじゃない、そしてなにより、アクセスやフィリピンに心を寄せてくれている人たちがいる。取り組む環境が揃っていました。「今の私には環境が整っている。だからどうなるか分からないけどとりあえずやってみよう」と思いました。

それでも一人で進めていくだけの勇気も自信もなかったので、これまでフェアトレード事業部に関わってきてくれたボランティアさんに声をかけて、6名が賛同し一緒に動かしてきてくれました。

会議の中で、一緒に考えたり提案してくれたりすること、共感や同意だけでなく自分目線の意見やメッセージを発して投げてくれることが、どれだけ心強かったか。一人として同じでない6名が、それぞれのできることに積極的に取り組み、力を発揮し、プロジェクトを進めてくれました。SNSでは、各々が自分で選んだトピックを自分の言葉を紡いで工夫して発信。慣れるまでは1投稿するのに3時間くらいかかったという声も聞きました。胸に響いたり興味深く感じる投稿が読む人によって異なるからこそ、6名のバラバラな投稿に大きな意義がありました。「共に試行錯誤しながら取り組めるこの人たちと一緒に走れて、本当に良かった」と心から思いました。

ペレーズの海にたたずむ、犬(2017年3月)

結果として、最終的に133セットをご購入いただくという大成功になりました。中には商品やプロジェクトに対する感謝のお言葉をくださる方までおられました。ご購入者の方と販売者である私は対峙しているように見えますが、「人の役に立ちたい」「自分の力を誰かのために活かしたい」という気持ちで動いているとするならば、私は購入者の方とほとんど同じ立場にいたんだなと思います。

そして私の場合、それは「フィリピンの人のために」というよりも、ほとんど「そうしていなければ私が生きていられない」というくらいの根源的なものだということに気がつきました。だから「フィリピンの生産者と日本の人びとを応援したい」と言っていました(もちろん嘘ではありません)が、やはり私にとっては「私自身がこの状況を生き抜くため」そして「かつて何もできないと泣いていた私自身のため」のプロジェクトだったのだと振り返って改めて思います。

そんな、告白してしまうと随分と自己都合なプロジェクトにお付き合いくださいましたすべてのみなさま、私にとってとても貴重で大切な経験をさせてくださり、本当にありがとうございました。そして、最後まで一緒にいてくれて、自分の持てる力・光る個性を惜しまず発揮してくれた6名のプロジェクトメンバーのみんなに、本当に心から感謝です。ありがとう。

最後になりますが、今回のプロジェクトの存在を知りつつかかわらなかったという方の中に、万が一、横目で見ながらもかかわれなかったことをなんとなく気にしているような方がもしいらしたら、それは、「私はできなかった」ではなく、「”今の”私はできなかった」だと思う、ということをお伝えしたいです。他でもない、昔の自分に言ってやりたい言葉です。

本当にありがとうございました。今後ともアクセスフェアトレード事業部を、どうぞよろしくお願いいたします。

「アクセスのフェアトレード」がわかるSNS、ぜひフォローしてください。

アクセスのオフィシャルアカウントとは別に、フェアトレード事業部のSNSがあります。このSNSでは、アクセスのフェアトレード事業部をいろんな視点から発信しています。商品の紹介はもちろん、アクセスのカードやココナッツ雑貨がどんな風に使えるのか、実際に購入してくださった方のお声もご紹介しながらお伝えしていきたいと思っています。

また、生産地フィリピン・ペレーズ地区の様子や、生産者のエピソード、現場での試行錯誤の様子も発信していきます。ものが作られるところから自分の手元に届くまでの間がとても見えにくい現代、自分が大切にしたいもの・商品がどのように工夫され苦労され、どんな問題点や困りごとにぶつかりながら、どんなふうに作られたものなのか、できる限り見ていただけるようにしたいと思います。

アクセスの商品には、本当に多くの人が携わっています。フィリピンでは、生産者、現地ペレーズスタッフ、マニラフェアトレードスタッフやその他のアクセススタッフ、日本ではデザイナーの方々、ボランティアさん、日本スタッフ、ビジネスパートナーのみなさま、ご購入くださるお客さま、そしてお客さまが贈る相手の大切な方・・・・どんな人がどんな想いで商品に触れているのかをご紹介しながら、アクセスの商品は「人を感じる」商品であるということも、発信していければといいな思います。

ぜひ、フォローのほどよろしくお願いいたします。

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